「ほっ」と。キャンペーン

びっくり!

今日は仕事が終わった後にADHDの文献の原文をひたすらwordへ入力。
3ページで目も頭も限界にきて、21時過ぎに職場を出て近くのスーパーへ買い物に寄りました。
ここは22時まで営業していて本当に助かります。

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画像;SUUMO関東版HPより

入り口で懐かしい知り合いとすれ違い、「あれ?」と声に出しながら振り返えると、「あー久しぶり!」とあちらも気づいてくれました。

数年前まで同じマンションの同じ階に住んでいて、親子共々年齢がほぼ同じなため、ばったり会うとよく立ち話しをしていました。
大学で教えるお仕事をされていると聞いていたのですが、なんと某国公立大学医学部の准教授でいらっしゃるとのことで、びっくりしました!
修士課程に2年、博士課程に4年、計6年にわたり子育て+仕事+学業を両立させて学位を取得されたとのこと。

夢中になって喋っていたら、お店の方に「もう30分で閉店ですよ、大丈夫ですか?」と声をかけられ、
私「今後ご飯でも!」 彼女「またゆっくり話そう、研究室に遊びにきて~」と、彼女は帰路へ、私は買い物へ。
彼女の努力に比べたら私なんて比じゃないなあ、疲れも吹っ飛び、エネルギーを頂きました!

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# by liddell97 | 2017-01-27 02:05 | 社会人学生 | Comments(0)

音楽を用いた支援

今日は午後から別部署で行われるオイリュトミーの伴奏を依頼され、私の施設の利用者3名も一緒に参加して頂きました。
会場は徒歩7~8分ほどの入所施設の敷地内の、広くて天井が高いホールです。グランドピアノもあります。

他部署からの参加者は1名(Kさん)、車椅子に座って肘掛に上半身の体重をのせてもたれかかり、下を向いておられました。
何かの事情で情緒が不安定となり、生活介護施設での活動に参加することが難しい状態とのことでした。

オイリュトミーが始まり、モーツアルト「きらきら星変奏曲よりテーマとVarⅠ」、ギロック「こどものためのアルバムよりサラバンド」、シューマン「子供の情景より異国から」に合わせて動作を行っていきました。
音楽に合わせて立位で動く中、Kさんは反応がありません。職員が車いすを押したり、動きを促したりするのですが、無表情で下を向いたままでした。

10年ほど前の元気でいらした頃のKさんとの関わりで、昭和歌謡や童謡がお好きであったのを知っていたので、モーツアルトやシューマン等のクラッシック音楽で反応を引き出すのは難しいのでは…と様子を見て感じました。

そこでプログラムの合間にピアノから離れてKさんの前に行き、「何か歌いたい曲はありませんか?」とお尋ねしました。オイリュトミストも近寄ってKさんの様子を見ておられました。
Kさんは「ん?」と顏を上げられ「坂本九」「幸せなら手をたたこう♪って」とつぶやきました。
私はご本人の足元の床に座って「幸せなら手を叩こう」を歌い始め、他の3名の参加者にも近くに椅子を移動して座って頂き、順番に「どこを叩きますか?」と尋ね、「足」「頭」等と答えて頂いた場所を皆さんと歌いながら叩いていきました。
Kさんに「どこを叩きます?」と尋ねると「肩」と答えられ、Kさんも歌いながら肩を叩き、笑顔も見られてきました。

「他に何か歌いたい曲はありますか?」とお尋ねすると「うみ」と。今度はピアノ伴奏に合わせて全員で歌いました。そしてさらにKさんは「みかんの花咲く丘」をリクエストされ、伴奏に合わせて支援者が車椅子をゆっくり押し、全員で輪になりゆっくり動きながら歌われていました。
「Kさん、ピアノまで声が聞こえるようにお願いします~」と声をかけると、大きな声で歌って下さいました。

Kさんの意欲が上がり、表情も良くなったところで、「今日はね、ドイツのオイリュトミーという有名な体操をするために集まったんです、やってみませんか?」と話し、バッハのブーレに合わせて最後に全員でリズムをとる動きを行い、セッションを終了しました。
オイリュトミーあり、歌唱ありのセッションでした(笑)

本日の支援で感じたこと・・・
プログラムはその日の対象者に合わせて、様々な変更に耐えうる柔軟なものであってほしいと思います。
どの曲を用いるか、それを状況と目的に応じていかに加工して提供するかが音楽療法では重要なポイントとなります。例えばテンポ、音数(音数の多さは聴覚刺激の多さでもある)、音量、音質、リズム、ハーモニー等、変幻自在に加工できるほど強い武器となります。
その加工(アレンジ)は、療法士の自己実現の手段であってはならず、あくまでも対象者への支援の必要性に即した道具作りです。
元となる曲やフレーズの選択においても、様々なジャンルの引き出しを持ち、それぞれの特性を使い分けられるとより有用です。
演歌あり、クラッシックあり、ポップスあり、フォークあり、ロックあり、ボサノヴァあり、シャンソンあり・・・

知的障害を抱える方の音楽療法において、クラッシック音楽は扱いが難しいと感じています。
私は歌唱でも合奏でも、クラッシック音楽はほとんど使いません。曲の完成度が高く加工に抵抗を感じたり、知的障害のある方にとって認知しにくい複雑な構造であったり、200~300年前に生れた西洋の音楽が現代の日本人で知的障害を抱えて生きてこられた方にどれだけ馴染むのか等と考えます。

バッハ、モーツァルト、ベートーベン、ショパンなど、その国・その時代ではセンセーショナルかつ人々の心を強くとらえたと思います。現代日本の文化の中で生きていて、テレビを中心に音楽を聴取している方々にとっては、心を躍らせた音楽はどのようなものであったのか・・・

私が歌唱活動で使うのは、参加者自身が好きで大事に思っておられる曲、また他の人が歌うのを聞いて参加者自身も歌いたいと思われた曲です。
また合奏で使用する曲は、知的障害を抱えた人のために分りやすく構造化され、日本の文化や日本語の歌詞と馴染む、かつ目的に応じて情緒的であったり躍動的である曲です。それらは宮城教育大学附属特別支援学校等で音楽療法の実践をされている音楽療法士の高山仁先生が、知的障害を持つ方の音楽療法のために作曲されたもので、本当に素晴らしいです。

高山先生の曲を使って音楽活動を行ってみると、その配慮された作りに驚きます。曲の長さ、構成、使用する旋法、リズム、伴奏形など、全てにおいて支援上の理由があるのです。私の大学院での研究も高山仁先生へのリスペクトです!

・・・お風呂に2時間も入りながらずっと考えていて、「やっぱり覚えているうちに文章にしよう」と思い立って記しはじめたらこんな時間に・・・


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# by liddell97 | 2017-01-25 03:37 | 音楽療法 | Comments(4)

gid.jp北陸支部、交流会

GID=Gender Identity Disorder、日本精神神経学会では診断名としては「性同一性障害」を使用しているそうです。
「一般社団法人gid.jp日本性同一性障害と共に生きる人々の会」の北陸支部長様より、交流会の案内を頂きましたのでご紹介いたします。
私は当事者ではありませんが、東京支部の交流会に当事者の友人と参加した事があります。
とても勉強熱心な方が沢山いらっしゃり、私は自分の無知を知らされた思いでした。

以下、北陸支部長様より

~   ~   ~   ~   ~

謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

北陸支部では3月4日(土)に交流会(総会・グループワーク)を行います。
本年度、支部長が交代することになりましたので、新旧支部長の挨拶と引継を行います。
後半は、スタッフによる「学校教育とGID支援」について解説し その後 テーマについて話し合いを行います。

今年1年が、去年より一層良い年になりますように。
みなさま、ぜひご参加ください。お待ちしております。

日 時 2017年 3月 4日 (土) 14 :00~17:00 (開場13:30)

13:30 開場
14:00 開会・支部総会
    2016年度会計報告・事業報告・2017年度会計事業計画
    支部長引き継ぎ・新支部長・副支部長あいさつ
14:30 参加者自己紹介
14:50 休憩
15:00 「学校教育とGID支援」
16:50 閉会・片付け
18:00 懇親会

会 場  富山県富山市内の公共会館の会議室
※ 参加申込いただきますと、詳しい場所をご連絡いたします。

参加費  gid.jp会員 500円 (会員のご家族・パートナーも含む)
     非会員 1000円 (当日入会も可能です)
高校生以下(同等年齢含む) 無料(学生証か年齢を確認できる公的証明書をご提示ください)

参加申込  参加される方のお名前(通称可)と参加人数をお書きになり、
      meeting-hokuriku2016☆gid.jp(☆は@に変えて下さい)までお申し込みください。

懇親会  交流会終了後、会場を変えて懇親会を行います。
会 費  3500円

場所は、当日ご案内いたします。懇親会だけの参加も可能ですので、お問い合わせください。

参加対象
gid.jp会員の方、性同一性障害当事者の方、ご自分の性別に違和感のある方、性別について悩んでいる方、およびそのご家族、
ご友人の方、支援者の方、医療や研究者の方だけでなく、性同一性障害に理解・関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。
また、性同一性障害に関して相談したい方、gid.jpの活動に興味のある方などもどうぞご参加ください。
※ 取材や研究目的の方は、必ず事前にお問い合わせください。

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# by liddell97 | 2017-01-18 23:50 | 人/言葉 | Comments(0)

ムヒカ大統領

昨日、今日とひたすらADHDの文献の翻訳を行っていますが、6ページしか進みませんでした。
課題は「要約」なのでざっと読んでまとめられたら良いのですが、〇十年ぶりの英語との格闘であるのと、ADHDについても理解が足りないため、結局隅々まで訳して日本語にしてから要約しているという状態です。

しかし最近は昔と違い、紙ベースの辞書を使わなくても翻訳が出来るようになって便利です。
私の場合、まず適当な長さに区切った英文を「Google翻訳」にかけ、同時にその中の単語・熟語を「Weblio 翻訳」の英和辞典でも調べて双方を見比べながら修正、それらの訳が確定すると文章の意味は見当がつくので、最後に区切った文章を一つにまとめて文脈を整える、という方法で進めています。
特に「Weblio 翻訳」の英和辞典に助けられています。専門用語に強く非常に秀逸です。
パソコンとインターネットのおかけで、昔は苦手だった英訳もなかなか楽しいです。


フェイスブックで尊敬する元同僚がムヒカ大統領のことを話題にされていたので載せてみました。



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# by liddell97 | 2017-01-15 20:28 | 社会人学生 | Comments(0)

音楽の力

今日は利用者の皆さんが帰られた後に自分の仕事を一通り終え、19時半頃から例のアメリカの文献を翻訳していました。

20時40分過ぎ、この時間にしては珍しく電話が鳴りました。近くのグループホームからです。
入所施設から体験入居に来ていた女性の方が、職員の髪をつかみ、ひっかき、蹴飛ばす等、大暴れをしているとのこと。二人がかりで対応しているがいっこうにおさまらない、既に40分が経過している、と。

車に乗ってすぐにホームへかけつけました。様子を聞くと、他の利用者の方が職員に対して大声を上げ続けているのを聞いているうちに、上記の状態になってしまったとのこと。

・・・結果的に数十分で落ち着き、自らベッドに横になり眠りにつかれました。その過程について記したいと思います。

  ~   ☆   ~   ☆   ~   ☆   ~

大暴れの現場に入り彼女の手を支えて「つらいね」と声をかけました(私より10歳以上年下の方)。「こんな状態は嫌だよね、困っているよね」と話しかけている間も私を観察されており、油断すると私の手はガリガリとひっかかれ、ここ1時間の状況を聞いていた際にも支えていた職員をはねのけて私の顎にキックが入りました。

まず、刺激を少なくするため部屋の照明を落として廊下の電気のみにし、ご本人が暴れて怪我をしないようにマットの上に横になって頂き、職員3人で支えました。もし支えを放したら、カーテンを破き、近くに人に飛びかかって髪を掴んだり蹴飛ばす、物に当たる等の行動が生じるとのことでした。

支援していた職員に「こういう時に、普段はどのように支援をしているの?」と聞くと「横になって頂き数をカウントをしています、そうすると落ち着いてこられます、でも今日も試したのですが…」とのこと。「この方の好きな事は何?」と尋ねると「歌です、ドレミの歌が好きだと聞きました」とのこと。
そこで私と支援職員2名の計3名で、まだ暴れ続ける彼女を支えながら静かにドレミの歌を歌い始めました。すると、彼女は歌に耳を傾け、暴れていた一時的に手が止まり、かすかにリズムを取って動いているのです。しかし歌が終るとまた暴れる。同じような4/4拍子の別の曲を歌っていくと、暴れつつも次第に手足ではっきりとリズムをとるようになりました。

そこで音楽への反応の良さを利用して静かな曲を用いて落ち着いて頂こうと、歌をテンポの遅い曲(夕焼け小焼け)に変え、静かに、ほぼハミングで歌いました。繰り返すうちに少しずつ力が抜け、支える職員は2名で大丈夫となり、離れた職員に物音や声が聞こえてくる居間の戸を閉めてもらいました。薄暗く静かな空間の中でハミングを続け、本人が自ら姿勢を横向きに変換した際に、近くにあった掛布団をサッと身体の上に掛けました。もうその時点で職員は支えを外し、ハミングに合わせて髪をゆっくり撫でたり、布団の上から腕付近をトントンしました。

しばらく続け、身体の緊張が抜けてきたため「寝ようか」と声をかけると、彼女はガバッと起き上がりました。内心ギョッとしましたが、ご自分でベッドへ横になられたのです。

すぐに彼女の身体に掛布団をかけ、「おやすみなさい」と声をかけるとそのまま静かに寝ておられたので、私達は部屋を出ました。時計は21時30分、「良かったね~」と胸をなで下ろしました。

彼女は夜間に大きく崩れてしまわれる事はこれまで無いと聞き、明朝の早番は早めに出勤して備える等の話をして帰りました。
→朝も穏やかに過ごされていたそうです。

  *   *   *   *   *

彼女の場合、緊張が高まる事により粗暴行為が出てしまい、一度その状態となると自己コントロールは難しいようでした。
粗暴行為や器物破損等の行動問題を抱える方は、失敗を怒られ続けることで問題を起こしやすい状況への苦手意識が強化され(つまり誘発しやすくなる)、また失敗により自己評価が下がり自信を喪失するという負のスパイラルの中で苦しんでおられる人が多いと思います。
ならば、感情・行動のコントロールを学習する機会を保障し、成功体験を増やしていけば良いのではないでしょうか。そこに職員の専門性が問われると思います。

これまで行っていた対応である「カウント」は一種の音刺激として作用していたのではないか、それと歌とは何が違うのかと言えば、感情に働きかけるかどうかだと思います。また数の羅列であるカウントは構造が曖昧ですが、今回使った歌は構造が明確であり見通しも立ちます。

今日、彼女の行動のコントロールを可能にしたのは、音楽の力と刺激の整理です。彼女は音楽に反応しやすい、ならば刺激を整理しながら音で導く事も一つの方法です。今日の対応では、歌によって感情に働きかけ、同時に触覚刺激(ゆっくり撫でる、トントン、布団の重さ)を加え、視覚刺激と聴覚刺激の調整(部屋の明かりを押さえた、人の声や物音を遮断した)を行いました。

もし今後教育的な介入の機会があるなら、音楽場面においてコントロールの体験を沢山して頂くことから始めると良いと思います。音楽療法ならではの支援の可能性を感じます。
職場を出たのは22時をまわっていましたが、今日は彼女から大事な事を教えてもらいました。感謝です。

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# by liddell97 | 2017-01-11 00:37 | 音楽療法 | Comments(0)

日々、心が喜ぶものを。


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