高山仁先生の音楽療法

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高山仁先生の『「生きる力」をはぐぐむ音楽活動 みんなで音楽』
という解説付きの楽譜集を、しせつの実践で使っています。

画像は「ドレミファソング」という曲に取り組んでいる時のものです。
参加者が行う作業は「ドレミファソ~」「ソファミレド~」の繰り返しだけなのですが、非常に情緒的で美しい伴奏と共に演奏することにより、充実した音楽体験が得られます。

無意識にでも鳴らせそうな「ドレミファソ~」ですが、次のようなルールで成立しています。
①順番に右方向へ一回ずつ鳴らしながら進む
*音を抜かしたり、2回鳴らしたり、戻ってしまうと音階が成立しない
③一定のパルス(拍)を感じながら叩く動作を繰り返す
簡単なようで、音階の演奏は集中が必要な作業です。

この時は、「ドレミファソ」担当の人と「ソファミレド」担当の人に分かれて、交互に演奏して頂きました。一人で両方行うよりもハードルが低く成功体験に導きやすいです。
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最初は伴奏無しで支援者が手を添えて楽器を鳴らし、楽器を体験して頂くことから始めます。
また音階が難しい方にはランダムに鳴らしても美しい響きとなるよう、使う音を設定する等の工夫により、いろいろな参加の仕方ができます。

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練習して、見通しがたったら一人で演奏してみます。

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高山先生の曲集に出てくる曲は、知的障がいがある人を対象に、高い音楽性と共に解りやすく構造化されています。どの曲も「やってみたい」「出来るようになりたい」という気持ちを後押しし、達成しやすい=能力を引き出しやすいプログラムです。

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by liddell97 | 2015-03-25 23:00 | 音楽療法 | Comments(0)

横浜市にある障がい者施設の職員です。~ 日々、心が喜ぶものを ~


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