後期の授業開始

後期の授業が始まりました。教授とフルタイム院生が社会人の私の都合に合わせて午前の授業を金曜夜に開講して下さり、受講が可能となりました。ご配慮を頂きありがたく思います。

授業ではテキストの担当の章を翻訳し、パワーポイントでまとめて発表します。
今回のテキストは「Early Start Denver Model for Young Children With Autism」。受講生4名がそれぞれ1~2章を担当します。私は1番目の発表で準備期間があと1ヶ月もないため、しばらくブログをお休みするかも知れません。

ESDMの対象となる小さいお子さんとは現在仕事上で関わりを持つことは無いのですが、いつどのような事があるかも分りませんので、しっかり勉強しておきたいと思います。

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また2年前に単位を取得した土曜日の授業の聴講が可能かどうかお伺いしたところ、「どうぞどうぞ」とご了承を頂きました。月曜夜のゼミと金・土の講義に参加する学生生活が4ヶ月ほど続きます。

ところで明日は行事、「映画&ランチ」です。今日全員分の映画の前売り券を購入してきました。皆さんに予告編を見て頂いて「僕のワンダフル・ライフ」と「あさひなぐ」に決定。楽しみです!

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# by liddell97 | 2017-10-13 02:30 | 社会人学生 | Comments(0)

art × しょうぶ学園

以前この作品をPinterestで見つけ、どこかの有名なデザイナーさんの作品だと思ったのですが障がい者施設の作品と知って驚きました。
鹿児島の「しょうぶ学園 nui project」。センスとクオリティーに、もう衝撃の一言です。

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上記のリンク先で「nui project」の作品が沢山見られます。

7月にはNHK「日曜美術館」でnui project が放送され、10月にはインテリアショップ「イデー」で企画展、国立新美術館館内のミュージアムショップでもクラフト展を行う予定とのこと。本当にすごい。

↓ しょうぶ学園のHP

BSフジ 『1滴の向こう側』
2017.5.20&27放送 第74回「芸術は爆発だ!!」


福祉サービスの中で、これほど洗練された数々の建物をそろえ、日中活動において専門性の高い技術を提供し続けることがどうしたら実現できるのだろう?

先端をゆくアパレルメーカーやインテリアショップを魅了し、美術家たちに大きな影響を与える作品を作り続け、売り続けられるとはどういうしくみなのだろう?

パン工房、カフェ、蕎麦屋も運営され、店内では工房で作った食器を使っているそう。年間見学者が1万人を超えデートスポットになっているという。

疑問はつきず、是非とも見学に行ってみたいです。

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# by liddell97 | 2017-10-08 18:29 | 障がい者福祉の仕事 | Comments(0)

自閉症アバター

手仕事の先生、宮本さんが「自閉症アバター」に関する番組情報を教えて下さいました。
我が家にはテレビが無いので残念ながら視聴できず、しかし非常に興味深いため情報を集めてみました。

ハイパーワールド 共感しあう自閉症アバターたち
池上英子著
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この本は是非読みたいです。公開されている部分を読むだけでも大きく共感します。

公開されている第1章より
「…私は、神経回路としてはまあ「定型発達者」という多数派に属するようだが、言語的・文化的にはマイノリティとしてリアルに米国社会で暮らしている。その立ち位置から、私は自閉症の人々が主張する「ニューロダイバーシティ(神経回路の多様性を主張すること)」に、共感を覚えた。ニューロダイバーシティという考え方は、いろいろなスタイルの脳の働きがあり、さまざまな神経回路を持っている人がいるからこそ、社会全体として創造的な力が生れるのだ、という考え方である。」

「ちなみに心理学などでは、より多数派の構造に脳が発達した大部分の人のことを「定型発達者」、自閉症スペクトラムのような人を「非定型発達者」という言い方をする。私は実はこの用語の語感に少し抵抗がある。「定型」的に発達した神経回路を持つ人々のなかにもさまざまな神経回路のスタイルがあるし、定型発達者と非定型発達者とのあいだに、そうはっきり線を引けるとも思っていない。」

「さまざまな神経回路のスタイルを持つ人々がいたほうが、社会全体としてもより豊かな可能性をはらむと思っているので、その観点からも二分法的な語彙に良い印象を持たない。」

「しかし本来、「定型発達者」とは実在する普通の人という意味でなく、社会科学でよく言われるところの「理念型」でフィクショナルな概念である。代替用語もおもいつかないので、とりあえず発達の形の多数派という程度の意味で、この本ではこの言葉を時として使うことをお断りしておきたい。」


ハートネットTV 2017年10月3日・4日13:05~再放送があります。



NTT出版のウェブマガジン「Webnttpub.」より
まえがき本棚01|池上英子
『ハイパーワールド ― 共感し合う自閉症アバターたち』
高機能自閉症の大人、ジョンとの出会い 




朝日新聞 GLOBEデジタル版より
webオリジナル「自閉症の世界へ」第7回
仮想空間ではコミュニケーションも円滑に
自閉症スペクトラム症と「セカンドライフ」



参考までに・・・(非会員は見られないページあり)
朝日新聞GLOBEより「自閉症を旅する」
01 働く・支える
02 内なる世界をのぞく
03 多様性にこそ


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# by liddell97 | 2017-10-01 13:53 | 気になる人,言葉 | Comments(0)

届いた本

今日から10月ですね!今週半ばに内部監査があるため、その準備などで9月はあっという間に過ぎてしまいました。
9月は個別支援計画の中間評価もあるため夜遅い帰宅が続いていたのですが、今週から院の後期の授業も始まり、また仕事と学業の両立生活の再開です。意識を切り変えて頑張らないとです!

注文していた本が3冊届きました。早速読む予定、楽しみです。


「脳からみた自閉症」大隈典子著
大隈先生のブログを拝読、
フォローもさせて頂いています。
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「言葉の誕生を科学する」小川洋子、岡ノ谷一夫著
尊敬する岡ノ谷先生。
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国立研究開発法人 科学技術研究機構 JSTCannelより
未来を作る科学者達(20) 小鳥の歌から言語の起源へ
~岡ノ谷一夫~ 2002年 29分




国立情報学研究所より オープンハウス2012:
「言語と感情の起源」岡ノ谷一夫



新潮社「webでも考える人」に連載中の
「おかぽん先生青春記」は面白すぎて衝撃でした。



「非線形科学 同期する世界」蔵本由紀著
同期って不思議・・・
やっぱり買ってしまいました!
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# by liddell97 | 2017-10-01 03:22 | 気になる人,言葉 | Comments(0)


以下、スピーチの内容より

同じ話を数名が同時に聞いている際にfMRIで脳をスキャンした結果、脳波同調が起きている事がわかった。
話を聞き始める前は、被験者5人の聴覚野の脳波は上下しているが同調していない。しかし話を聞き始めると全ての被験者の脳波は似通って現れた。この現象を脳波同調という。

▼何が脳波同調を起こしているのか?話し手が発する音波か?言葉の意味か?

<実験>
①その話を逆向きに再生、音響的な特徴は保持されているが意味を失っている状態で聞かせる。
 →音が入ってくることで聴覚野は同調、同期したが脳の深部には広がっていない。
②言葉が解るようにするが、言葉の順序をでたらめに入れ替え単語の羅列にして聞かせる。
 →感覚性言語野も同期し始めるが、それ以上には広がらない。
③文を構築して聞かせる
 →入ってくる言語を処理する全ての言語野が、全ての被験者の間で同期するか似た反応を示した。

首尾一貫した話の全体を聞いた時に限り、同期は脳の深部へと広がっていく。そこは高次の領域で前頭葉と頭頂葉を含み、これら全ての場所が似た反応を示す。高次の領域でこのような反応が誘発され、聞き手の反応が似通うのは、話し手が発する音や言葉ではなく伝える意味に起因するのだと我々は信じている。

▼二つの異なる言語を使って全く同じ内容を話した時の、聞き手の脳の反応は?

<実験>
英語で書かれた話をロシア語に訳し、発音も体系も異なる二つの言語で伝える。内容は全く同じ。
英語による話を英語を母国語とする聞き手に話し、ロシア語による話をロシア語を母国語とする聞き手に話す。これらの集団の反応を比較する。
 →言語に関わる聴覚野では反応に類似性は見られなかった。言語も音も全く異なるため。しかし高次の領域での反応には集団を超えて類似性が見られた。話が全く同様に理解されたからだと我々は信じている。このような同期がコミュニケーションに必要だと考える。
母国語が違ってもコミュニケーションできるのは、意味を表す共通のコードがあるからだと考える。

▼話し手側の脳には何が起きているのか?
<実験>
話し手の脳をスキャンし、話し手の脳の反応と、聞き手の脳の反応を比較した。
話をする事と理解することは、とても異なったプロセスである。しかし聞き手の複雑なパターンが話し手の脳にも見出された。話すことと理解することがとても類似したプロセスに依存しているのだ。更に判明したことは、聞き手の脳の反応と話し手の脳の反応が似ているほど、コミュニケーションが上手くできていた。

▼体験時の脳の反応、その体験の記憶を話す時の脳の反応、それを聞く人の脳の反応の関係は?
<実験>
被験者にBBCシリーズの「シャーロック」の中の、まだ観たことがない1話を観てもらい、その間に脳をスキャンした。同じくまだ観たことが無い別の人に内容を話してもらい再度脳をスキャンした。
 →観ていた時に起きた脳の特定パターンの反応、それと同じパターンが記憶を語る時に脳内で再現され、それを聞いている人にも同じ反応パターンが起きる。このことから、話しを語り情報を伝えるメカニズムが理解され始めている。

コミュニケーション能力はいかに共通の背景を有するかに依存する。脳波が同期することは、基本的な概念を理解する能力だけでなく、共通の背景を増やす能力や理解力、そして共通信念にも依存する。多くの場面において人々が全く同じ話に対し、全く別の理解を示すことがあるからである。

▼一つの事実を異なる観点から聞かされた時の脳の反応は?
<実験>
サリンジャーの小説で、ある夫は妻をパーティーで見失う。夫は親友に電話をし「妻を見かけなかったか?」と尋ねる。
半数の被験者には、妻は親友と情事をもっていたと話した。残りの半数には妻には貞節があり夫は嫉妬深い人だと話した。
話しを始める前のたったこの一言が脳の反応を大きく変え、妻が情事をもっているのだと思い込んだ人達は皆脳の高次野の反応が似通い、他方のグループとは異なったものになった。

このようにたった一言で脳の反応が、あるグループと似たものになり、他のグループと全く異なるものとなるなら、現実の世界でこのような影響がいかに大きくなるか想像できる。全く同じニュースを異なるメディアから、一つの事実を全く異なる観点から聞かされているからである。

この過程でコミュニケーションの背後にある脳神経のメカニズムが明らかにされ始めている。将来にはこのメカニズムにより我々のコミュニケーションが改善し促進されると思われる。

この研究ではコミュニケーションが共通の背景に依存することも明らかになった。
社会として留意すべきことは、共通の背景を失うと、考えが少し異なる人たちと会話する能力を失う場合である。なぜなら、我々が僅かな数のメディアにマイクを自由に使わせ我々の考え方を操作しコントロールさせているからである。

それを正すための一つの方法は、より自然なコミュニケーションの仕方、対話というものに戻り、一方的に話すのではなく、もっと自然な会話、話し手であると同時に聞き手にもなり、一緒になって認識と新しいアイデアを共有しようと努めることである。
連動しようとする人々同士が自らを形成していくからである。他の人々の脳と連動したいという我々の願いは、初期の人類すら持ち合わせていたとても基本的なことである。

▼他人との連動がいかに我々を形成しているか
幼い頃の息子ジョナサンが、どのようにして母親との言葉の遊びを展開していったか(→VFR)。そこには他の人と呼応するという願望と単純な喜びがあるだけ。
人生で出逢う人々と連動できることが彼の将来の人格を形成していくであろう。そしてみなさんも日常的に人生で出逢う他人との交流や連動によって変化していくでしょう。
他人との連動を保ちアイデアを広め続けて下さい。皆が連動することは皆がバラバラでいることよりも良いことであるから。

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# by liddell97 | 2017-10-01 01:46 | 社会人学生 | Comments(0)

横浜市にある障がい者施設の職員です。~ 日々、心が喜ぶものを ~


by liddell