高山仁先生の音楽療法
2015年 03月 25日
高山仁先生の『「生きる力」をはぐぐむ音楽活動 みんなで音楽』という解説付きの楽譜集を、しせつの実践で使っています。
画像は「ドレミファソング」という曲に取り組んでいる時のものです。
参加者が行う作業は「ドレミファソ~」「ソファミレド~」の繰り返しだけなのですが、非常に情緒的で美しい伴奏と共に演奏することにより、充実した音楽体験が得られます。
無意識にでも鳴らせそうな「ドレミファソ~」ですが、次のようなルールで成立しています。
①順番に右方向へ一回ずつ鳴らしながら進む
*音を抜かしたり、2回鳴らしたり、戻ってしまうと音階が成立しない
③一定のパルス(拍)を感じながら叩く動作を繰り返す
簡単なようで、音階の演奏は集中が必要な作業です。
この時は、「ドレミファソ」担当の人と「ソファミレド」担当の人に分かれて、交互に演奏して頂きました。一人で両方行うよりもハードルが低く成功体験に導きやすいです。
最初は伴奏無しで支援者が手を添えて楽器を鳴らし、楽器を体験して頂くことから始めます。