英会話/空書でローマ字練習

自分でローマ字を書いてみたいという方のために、英語の先生が空中の文字練習、「空書」でローマ字を教えて下さっています。それには次のような利点が上げられます。

①「書く」という動作を手首から先だけではなく腕全体で行うことにより、運動が大きく縦横斜めの方向性を認知しやすい。
②「鉛筆を握る」という指先の緊張から解放され、動きに集中できる。
③参加者全体での練習に一体感が得られ、楽しく参加できる。

この日は、「d」の練習です。「はい、指を上に上げて~」・・・
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「下におろします、シューッ!」
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    「次は今の縦線の隣りに丸を、グルン!」

・・・と、一つのローマ字を分解して繰り返し空書を行ってから、紙の上に同じ動作の「縦の線」と「丸」を大きく書いてみます。練習していきます。「dが書けたらdogが書けますよ~」という先生の励ましで、皆さん熱心に挑戦されていました。

文字を書く時、私たちは書こうとする文字をイメージし、指で鉛筆を支えて紙の上をこするという動作を行います。同時に「目」から得る情報により紙の上での現象を管理し、それらのプロセスが円滑に行われるためには座位が安定している必要があります。つまり様々なことを同時にコントロールすることで書く行為を達成しているのです。その時に脳での複雑な感覚の統合や情報処理が行われています。
知的障がい・発達障がいを抱える方は、この感覚の統合や情報処理で何かが滞り「書く」ことを難しくしていることがあります。

富山県作業療法士会の「発達障害の理解と作業療法」という資料に非常に興味深い内容が記されていましたので転載させて頂きました。
 
書字練習(文字を覚える)= 運動学習


★同じ運動で、運動学習をする
★動きに音をつける(はねる→「ぴん」、はらう→「さっ」)など声に出す
★順序を言語化して書く(継時処理)
★1画ごとに色を変えて示す
★紙の下にやすりを敷いて抵抗を加える
★見て覚える(視覚)<空書(視覚+固有覚<<紙面上で指でなぞる(視覚+固有覚+触覚)



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by liddell97 | 2015-03-29 10:51 | 英会話プログラム | Comments(0)

横浜市にある障がい者施設の職員です。~ 日々、心が喜ぶものを ~


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