鬱症状と施設業務

「今頃病人だった」かも、というのは・・・

7月上旬に監査が終わり一区切りついた頃、「あれ…?」と思うような気分に気づきました。
常に悲しみに囚われていて、生きる希望がないような空しさから全く抜けられなくなりました。原因不明の、何も楽しくない、希望もない、慢性的に悲しい気分の状態が思えば6月あたりから4ヵ月ほど続きました。Maxは9月初めに発熱と共に水も飲めないほど喉が腫れ上がって、気道が塞がりかかり慌てて病院へ。心だけでなく身体も悲鳴を上げてしまいました。しかしギリギリの人員配置の中を休むと現場が崩壊する・・・

今思うと鬱だったと思います。始まりは仕事の激務でした。
監査の前の1ヶ月、22時、23時と退勤時刻が日に日に遅くなり、直前10日間は連日24時退勤という状態でした。監査に必要な書類の不備、未提出を多数発見し、本来の担当者に代わりに通常業務終了後に作成したり、それでも間に合わず休日もボランティア出勤という状態でした。文書の作成、関連部署とのコミュニケーション、環境整備が苦手な人が多いと非常に厳しい・・・

不眠と腹痛も抱え、病院へ行く気力・体力もなく、このまま本格的に鬱へ突入かという時に、Janis CrunchさんのCDに出会いました。
溺れかけている時に投げられた浮き輪にしがみつくように、家に帰るとスイッチを入れ、寝るまで流していました。静かに心の内側に馴染む音を毎日毎日聴き続けるうちに楽になっていきました。というわけで、病院に行かずに済みました。


・・・以下は余談ですが・・・

■タイムカード
うちの法人には職員の勤務時間を管理するタイムカードがありません。無くても以前は無断で遅刻・早退・欠席をする人はいませんでした。ここ数年、服務規定を気にしない強者?が増えているようです。つい先日も他部署の中堅職員からこのような勤務態度の職員に対する相談を受けました。
こういう人は介入しても改善の見通しがなく面倒と諦められている、真面目な勤務態度の職員に不快感を与えている、という共通点を持っています。年齢は関係ないようです。

公務員で管理職をしている友人は、「職場にタイムカードが無いことがそもそもおかしい、市民の血税で給料が払われている自覚がなさすぎる」と言います。

■職員の現状
①サービス管理責任者は専任ではなくその他の通常業務との兼務であり、任務遂行に十分な時間が使えない。ゆえに数十人分の支援計画作成における職員指導を行うのは現実的に厳しい。
②職員チーム内における新人職員、福祉関係未経験の転職者の割合が多く、経験者不足。
③経験者でも論理的思考を伴う仕事を苦手とする人が多く、課題解決に限界がある。

この仕事に意義を見出し熱意を持って継続的な実践をできる人が減少している印象です。また女性職員のほとんどが結婚や出産を機に正規雇用から離れるため、女性の正職員の質的維持が非常に難しいです。これは社会的問題だと思いますが。

反対に非正規雇用で仕事をして下さっている方々は、非常に能力が高く意欲にあふれた人ばかりです。茶道、英会話、造形の講師の方々と、音楽活動のアシスタントを担って下さっている方は正規雇用ではありませんが、誠意のある仕事に頭が下がります。支援の質を上げていくために欠かせない方々です。

今後、30代、40代の職員は良き指導者となれるよう経験と知識の双方をバランス良く積み上げ、20代の職員や転職で入職した職員の専門性を効率的に高め、女性職員の育児に伴う一線からの引退へ取り組み、離職者を出さない様な職場にしていかないと、今のリーダー格の職員の退職後が本当に心配です。

現状に問題を感じない人、一就職先と割り切って自分から仕事を増やさないスタンスの人への教育が課題です。

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by liddell97 | 2015-11-01 15:22 | 障がい者福祉の仕事 | Comments(0)

横浜市にある障がい者施設の職員です。~ 日々、心が喜ぶものを ~


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