社会人学生6

しせつの利用者の皆さんに介入研究のご協力を頂くために、研究の説明書、同意文書、同意撤回書を作成しました。しせつの管理者の決済を受けてから、ご本人、保護者への説明を聞いて頂いた上で同意を得て、またホームの管理者の承諾を得て、ようやく実践を始めることができます。
明日から参加者・保護者への説明と同意を頂く作業が始まります。

また、同時に論文も検索し読んでいます。今日も興味深い論文に出逢いました。著者は知的障害をもつ人たちの加齢と健康に関する研究をなさっている植田章先生です。今週は植田先生の文献を沢山読ませて頂こうと思っています。


さて、もうすぐ12月ですね。

クリスマスの12月25日には市川にて、尊敬する音楽療法士の高山仁先生のセミナーが開かれます。先生の講義を拝聴するのは8月以来でとても楽しみです。今回の講義は音楽療法の評価についてで、私も今評価法を検討している最中のため、全身を耳にして教わりたいと思います。

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  特別支援教育・保育・音楽療法のために 
  ~「生きる力」をはぐくむ音楽活動 みんなで音楽~ 高山仁 著 音楽之友社


この本は、知的障がいを持つ方のための音楽療法について記されています。
美しいメロディーとハーモニーは守られたまま、セラピストに演奏の大きな負担をかけずにセッションが効果的に展開されるよう、徹底して構造化された音楽が使用されています。

曲が何を意図して作られているのかが、解説を読む事でよく理解できます。本当に素晴らしい教材です。
私は音楽教育場と障害福祉の現場に関わりながら、知的障がいを抱える方への音楽療法を長い間探し求めていましたが、音楽的側面と、障害者福祉や発達支援の側面のどちらにも妥協をせずに効果を発揮する音楽療法は、高山先生の方法論だけでした。

音大生時代に Nordoff-Robbins を知り、セッションの録音も聞かせて頂き衝撃を受けてこの道に入ったのですが、Nordoff-Robbinsは作曲家と特別支援教育の専門家によるペアです。音楽の専門性と特別な配慮を必要とする方への専門性を一人の人が兼ね備えるなんて、絶対に無理と思っていました。

でも高山先生はお一人で完成されている。音楽療法学会の新認定制度必修講習会で初めて高山先生の音楽療法を知り、奇跡を見るようでした。

知的障がいを抱える方への音楽療法、音楽活動を考えていらっしゃる方には、この本を是非読んで、実際に音を出して、障害を抱えている方々とここに書かれている体験を共有して頂きたいです。

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by liddell97 | 2016-11-29 23:45 | 社会人学生 | Comments(0)

横浜市にある障がい者施設の職員です。~ 日々、心が喜ぶものを ~


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