自閉症アバター

手仕事の先生、宮本さんが「自閉症アバター」に関する番組情報を教えて下さいました。
我が家にはテレビが無いので残念ながら視聴できず、しかし非常に興味深いため情報を集めてみました。

ハイパーワールド 共感しあう自閉症アバターたち
池上英子著
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この本は是非読みたいです。公開されている部分を読むだけでも大きく共感します。

公開されている第1章より
「…私は、神経回路としてはまあ「定型発達者」という多数派に属するようだが、言語的・文化的にはマイノリティとしてリアルに米国社会で暮らしている。その立ち位置から、私は自閉症の人々が主張する「ニューロダイバーシティ(神経回路の多様性を主張すること)」に、共感を覚えた。ニューロダイバーシティという考え方は、いろいろなスタイルの脳の働きがあり、さまざまな神経回路を持っている人がいるからこそ、社会全体として創造的な力が生れるのだ、という考え方である。」

「ちなみに心理学などでは、より多数派の構造に脳が発達した大部分の人のことを「定型発達者」、自閉症スペクトラムのような人を「非定型発達者」という言い方をする。私は実はこの用語の語感に少し抵抗がある。「定型」的に発達した神経回路を持つ人々のなかにもさまざまな神経回路のスタイルがあるし、定型発達者と非定型発達者とのあいだに、そうはっきり線を引けるとも思っていない。」

「さまざまな神経回路のスタイルを持つ人々がいたほうが、社会全体としてもより豊かな可能性をはらむと思っているので、その観点からも二分法的な語彙に良い印象を持たない。」

「しかし本来、「定型発達者」とは実在する普通の人という意味でなく、社会科学でよく言われるところの「理念型」でフィクショナルな概念である。代替用語もおもいつかないので、とりあえず発達の形の多数派という程度の意味で、この本ではこの言葉を時として使うことをお断りしておきたい。」


ハートネットTV 2017年10月3日・4日13:05~再放送があります。



NTT出版のウェブマガジン「Webnttpub.」より
まえがき本棚01|池上英子
『ハイパーワールド ― 共感し合う自閉症アバターたち』
高機能自閉症の大人、ジョンとの出会い 



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by liddell97 | 2017-10-01 13:53 | 気になる人,言葉 | Comments(0)

横浜市にある障がい者施設の職員です。~ 日々、心が喜ぶものを ~


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